ととらのお店番日記
都会の真ん中の小さな酒屋さんの飼い猫ととらのお店番日記
Jump to navigation
猫の日なので。
近所に毎朝晩、室外機の上に座って「ニャァ」というと「ニャア〜」と挨拶してすり寄ってくるコがいてました。片目なのですがとても愛嬌のあるコで通りがかりのサラリーマンさんなどにも「ニャ〜」と挨拶をするコでした。
近所中で可愛がられてエサもたくさんもらってたようです。
(昨年11月頃撮影)
ところが今月の初め、家の両親の姿をみてサッと逃げたので、おかしいということになり、探してみましたがみつかりませんでした。
次の日の朝、探してると右の後ろ足が真っ赤に2倍ぐらいに腫れあがっていてか弱く「ナ〜ナ〜」と鳴いていたので,泣きながら保護して抱きかかえて帰ろうとしたのですが、自転車だったこともあり上手く抱けずに逃げてしまいました。近所の喫茶店の人に聞くと自転車が嫌いだったそうです。
それ以来、杳として行方がわからなくなってしまいました。
一週間ぐらいして喫茶店の人から夕方6時の少しならいてる、寝場所に「いし〜(何故石?)」と呼んでも出てこない、何度かつかまえて足の様子をみたけどよくわからない、人間不信のようだ、エサもたべていない、という旨報告をうけました。
2月9日、リキパパさんが通りがかるといつもの室外機の横でうずくまってかなり衰弱してるようなので、「ニャー子」と声をかけると足元まで出て来てうずくまってじっと動かなくなってしまいました。すぐに電話がかかって来たので保護して一緒に病院に連れて行ってもらうと、足に3重に輪ゴムが巻き付けられてその輪ゴムが食い込んで足が腫れており、既に足が硬くなってきてるのでもしかしたら壊死して足が落ちるかもしれない、とのことでした。
最初は交通事故で足がつぶれたと思い、怪我さえなおしたらまた地域猫としてその場所に返すつもりでしたが、そういう悪いことをされたのならもうそこに戻すことは出来ません。すでにちらっと見かけたととらは拒否反応。非常に困りました。裏の倉庫で里親さんを捜してしばらく飼おうと思ってましたが、ここでなんとリキパパさんが助け舟。しばらく預かってくれることになりました。
ゲージとトイレを買って柴犬・リキとの対面は、見た瞬間、ニャー子が「シャー!」。
リキの方はとても良い子なので,仲良くしようと寄って行くのですが,全くだめでした。エサはその日は食べず次の日ぐらいから痛みがひいたのかようやく少しずつ食べる様になりました。
リキパパさんの抗生物質も飲ませたり、食事をたべさせたりという努力のおかげで少しずつ元気になり、足の腫れもひき感覚ももどり輪ゴムが食い込んでいたとこの肉ももってきて、足を引きずって歩かない様になりました。ずっとゲージから出していてリキにも少しずつ慣れて「シャーシャー」いわなくなってきたそうです。
病院に行くたびに、「リキパパさんの広い心で〜」と先生にいわれていたリキパパさん。昨日、一緒に病院に行った時に、血液検査をしてもらい、先生にも「リキパパさんの家においてもらえそうですね〜」といわれ、ついにリキパパさんが里親になってくれることになりました。本当に感謝感謝です。
名前は「琴」。足を引きずってコトッコトッと歩いていたのと、谷崎潤一郎の『春琴抄』の盲目の主人公から一字頂いたそうです。
(喫茶店の人が石といってたのは森の石松からでもう一つジャックという名前もありました。)
元々飼われてたのか、目は手術されていたようです。トイレもはじめから失敗なしで出来る様です。たぶん3歳ぐらいだそうです。今はゆったりと安心して大きい顔をして寝てるそうです。
たくさんの野良猫がいてます。地域猫として可愛がれてるコもいてます。そして琴ちゃんのように弱いものいじめのような虐待にあうこともあります。少しでも不幸せな猫さんがいなくなれば良いなと思います。
保護した日の琴ちゃん。
人気blogランキングに参加してます。
いつも応援ありがとうございます。
↓クリックよろしくお願いいたします。
posted at 09:35:56 on 02/22/09
by toki -
Category: Main
コメントを追加
コメント
元気になって安心できる場所も見つかってよかったです。輪ゴムが足に絡むなんてことは、人間が関与しなければありえないこと!本当に腹が立つ。
尽力してくれた皆様、お疲れ様でした、ありがとうございました。
tokiさん、リキパパさん、リキちゃん、
ありがとうございます!
もう、こういう事をする輩には
声もかけたくないし、情けない気持ちでやりきれなくなってしまいます・・・
その一方で、tokiさんやご近所の方々のように、優しく見守ってくれる人たちもいる事に救われる思いです。
琴ちゃん、大きい顔で安心して過ごして下さい♪
本来人懐こい琴ちゃんが人間不信になるなんて、余ほど怖い思いをしたんでしょう。
tokiさんのご近所の方々は、ととちゃんが行方不明になった時も親身に探して下さいましたね。
そういう優しい方々がいる一方、心無い事をする人もいる。切ないし、悔しいです。
リキパパさんとリキちゃんの元でならきっと琴ちゃんも幸せになれるでしょう。
リキパパさん、tokiさん、ご近所の皆様、有難うございました。
(いつも酔っ払いでご迷惑をおかけし申し訳ございません…)
琴ちゃん怖い思いをしたのですね
腹立たしくてたまりません。
tokiさんリキパパさんや皆様の優しさで
琴ちゃんが安心して生きていける
家猫さんになれて救われた気持ちになりました。
琴ちゃん良かったネ!
足助かってよかった。
ひどいことをする人もいるけれど・・・
ほんとに素敵な、リキパパさんtokiさんに出会えて、飼ってもらえることになって、琴ちゃんよかった〜、幸せにゃんこ〜〜♪
りきちゃんも優しいわんちゃんだし、もう恐い目にあうこともないし、いい話を、ニャンニャンニャンの日に聞けて、こちらも暖かいきもちになりました、ありがと〜〜です。
おっ、さすがリキパパさん!
そして、さすが猫好きなリキくん!
これからは安心して暮らせるね〜栞ちゃん。
tokiさんもいろいろお疲れ様でした。
猫の日に心温まるお話聞けてよかったぁ。
やっぱり、ととちゃんに妹or弟は無理かな〜?
あっ、栞ちゃんが家族になってたらお姉ちゃんになってたんだ。。。
琴ちゃんよかった〜!
リキパパさんに惚れ直してしまいました。
私の初代猫(その子もこんな色でした)も手に輪ゴムされて腫らして帰ってきたことがあります。
ひどいやつもいるものですが、優しいみなさんのおかげで幸せな子が増えてほんとにうれしいです。
どうもありがとうございます。
リキパパさん、ストフェスのときは琴ちゃんの写真を持ってきて見せてくださいね〜
tokiさん、お母様、関東煮楽しみにしています。
gorochanさん。
輪ゴムの件は病院で何らかの形で輪ゴムが巻き付くことはあるが、三重にキッチリと巻かれていたのは悪意があると考えられるということでした。本当になんてひどいことが出来るのかと思いましたよ。
琴ちゃん、ちょっとマリちゃんに似てません?
ぽぽろさん。
実のところモモさんとミュウさんの関係や蔵ゆさんとこのさくらさんとニャンズの関係を見てて大丈夫かも・・、と思ったんです。
それにしてもなんともひどいことを・・。それでも琴ちゃんはとても良いコで病院で治療されるとこもジッとおとなしくしています。基本的に人を信じてるんでしょうね。
これからリキと仲良くして欲しいです。
まるちゃんさん。
たかが動物、されど動物なんですよね。たかが猫といってもちゃんと一生懸命生きていて、それを壊す権利は人間にはないのに、と哀しくなります。
今回は非常に多くの人が琴ちゃんと関わっていてそして多くの人が心配していました。琴ちゃんはとってもたくさんの人の想いをもってリキパパさんの所にいってしあわせになるんだと思います。
ももたろうママさん。
そういえば、外猫の琴ちゃんに会ったんですよね?
とても良いコだったでしょ?あのコにあんなことをしたというのが許せないのです。無防備で人を信じてる小さな命に。
でもこれからはもっと無防備に出来る生活が待ってるのです。本当に良かったと思ってます。リキパパさんは大変でしょうが・・(笑)。
それから工場長改め相談役がまた遊びにおいで〜といってましたよ!!
福にゃんママさん。
足は本当に壊死しなくてよかったです。でも皮を全部めくっているので,たぶんもう毛は生えてこないと思います。
リキは本当に優しくかしこい良いコさんなので、安心です。いつか二人がひっついて団子になってねてくれたらいいな〜と思います。
トロNEKOさん。
実は相談メールをしようと思いつつお忙しそうなので,遠慮してたのでした。
リキパパさん&リキくん、男前でしょ〜?
ととらは100%無理ということが今回のことでわかりました。私も一日中シャーシャー言われてました(涙)。それにいまだちょっと不機嫌・・。
トロイくんは本当にエラいです(シミジミ)。
テケトさん。
やはり昔から輪ゴムをはめて喜ぶ不届きな輩がいてたんですね。でもまだまだちゃんと可愛がってくれる人はいてるんです。リキパパさんも猫はあんまり〜とかおっしゃいながら男気を見せてくださいました。テケトさんが惚れ直した〜といってたと伝えておきます(喜びはります)。写真は結構携帯で撮ってはります(笑)。
ストフェス、nicoさんが行きはるんかな〜とおっしゃってましたよ。またいっぱい面白い写真を撮って是非フォトコンに応募して5万円分の商品券ゲットしてくださいね。
ドキドキしながら読み進んでて、最後はホントに心からホッとしました。
リキパパさん、リキちゃんに感謝です!
tokiさん、近所のニャンコ好きの方々も・・・!
琴ちゃん、良い子だし美人さんですよね。
足に輪ゴム巻きつけられるって事は、人間に何をされてもじっとしてたって事。
そんな人間を信じてる子になんて事するんでしょう。
心貧しいヤツがいるもんです。
でも、琴ちゃんだけでなく、こんな子はいっぱいいるんですよね〜
1匹でも幸せな子が増えて欲しいものです。
ああ、わたしもどきどきしながら読ませていただきました。
琴ちゃん、よかったですね。
リキパパさん達とあたたかな生活を送ることができて安心しました。
tokiさんもお疲れさまです。
ビエさん。
私も一週間ずっと気になって気になって仕方なかったのです。その間のドキドキはとても辛かったです。
人を無条件に信じてる、いってみれば赤ちゃんが親を信じるのと同じ様に信じていた琴ちゃんにとってとても辛かったと思います。だから余計にしあわせになって欲しいです。琴ちゃんは片目だけどとても美人だと私も思います。それにはっちゃん並みによいコなのです。
ビエさんは7ニャンズをしあわせにしてはって凄いなって思います。どうか少しでも不幸なコが減りますように・・。
ゆらさん。
とても小さなことなのかもしれませんが、琴ちゃんにとってはとても大きなしあわせであって欲しいと願います。これからリキパパさんはとても大変かもしれません。でも琴ちゃんがリキパパさんに幸をもって来てくれると信じてます。
猫ってそういうモノをもってきてくれますよね。
なかなかコメントできずにおりました。
運よく助けてもらえた琴ちゃんは幸せでした。もちろんそんな意地悪されずにすんでいたら、もっとよかったけれど、それでも幸せですね。右のお目々がこんなに澄んで美しいことに胸が詰まります。リキパパさんとリキちゃんに心から感謝の気持を。
宝くじが当たったら100匹でも助けてあげたいけれど、身の丈にあまることはできません。広くこうした現状を知ってもらうために、個々ができるこことをきちんとする努力が大切ですね。tokiさん、ありがとうございます。
幸せになった猫さんが、恩もなにもなくわがままを言っている姿が一番うれしいです。
こてちさん。
私も記事にするのをとてもためらっていました。今までほぼ写真とととらのキャプションだけでしたし、私個人の意見を書いてしまっていいものかと。
それでもやはり伝えずにはおれませんでした。
琴ちゃんは右目でまっすぐに見つめてきます。それは全く曇りのないとても美しい瞳です。もう二度とその瞳が曇らない様にしてくださったリキパパさんにはなんと感謝していいかわかりません。
そういえば、さっきも「リキより大きい顔をしてあるいてる〜」とおっしゃってました。少し微笑ましいです。リキもとってもエラいです。
野良猫として逞しく生きている猫達もいてますが、人間のエゴで不幸になってる猫が少しでも減ってくれたらいいのですが・・。
尽力してくれた皆様、お疲れ様でした、ありがとうございました。